
所は中国、時ははるか昔の事である。
体は人間で牛の頭を持つ神農という神がいた。
神農のお腹は水晶でできており、
食べた物の様子がよく分かるので毒でも草でも食べて人間に食べられるかどうかを教えていたという。
ある日、彼は偶然お茶の葉を見つけた。
毒を食べた後にお茶の葉を食べると、腹の中が浄化されることを発見した神農は、
以後毒を食べるたびにお茶の葉を食べて腹を清めていたという。
(神農(しんのう)は古代中国の伝説に登場する皇帝。三皇五帝の三皇の一人。
百草を嘗めて効能を確かめ、諸人に医療と農耕の術を教えたという。
農業と薬において甚大な貢献をしたため、
中国では“神農大帝”と尊称されていて、医薬と農業を司る神とされている。)
■ 中国茶の始まり

時は昔の事である。
一人の皇帝が狩に森に出かけたという。
狩に疲れた彼は、お湯を飲もうと、従者に釜を使い水を沸かせていた。
しかし、場所は森のことである。ある葉っぱがひらひらと釜の中に入ってしまった。
皇帝が怒るのを恐れた従者は、もう一度水を沸かそうとした。しかし、
のどが渇いていた皇帝は気にせずその湯を飲んでしまった。
意外にも、お湯よりもおいしい。
以後、皇帝はその葉っぱをお湯に入れて飲むようになったという。
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